理責(読み)りぜめ

精選版 日本国語大辞典 「理責」の意味・読み・例文・類語

り‐ぜめ【理責】

  1. 〘 名詞 〙 理屈で人をやりこめること。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「Rijeme(リゼメ)〈訳〉人を道理によって追いつめる、あるいは、納得させる。例、ヒトヲ rijemeni(リゼメニ) スル」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. 「此理攻(リゼ)めの弁護を聞いて、敬太郎も苦笑した」(出典:彼岸過迄(1912)〈夏目漱石〉雨の降る日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android