日本歴史地名大系 「琵琶懸城跡」の解説 琵琶懸城跡びわかけじようあと 新潟県:十日町市高山村琵琶懸城跡[現在地名]十日町市城之古信濃川右岸に羽根(はね)川が合流する三角地帯の水際台地上に築かれた平城。高田(たかだ)(現上越市)から松代(まつだい)(現東頸城郡松代町)・十日町を経て羽根(はね)川沿いに栃窪(とちくぼ)峠越で三国街道(現国道一七号)へ連絡する道(現県道十日町―塩沢線)の渡河点を扼する位置にある。舌状に張出した台地の頸部を結んで堀と土塁をめぐらし、全体の形状が琵琶の胴に似るところからの城名であろう。三郭に分れ、主郭と思われる部分は南西隅の川に面し、北東二面は高さ三メートルの土塁、および幅四メートル、深さ二メートルの堀で囲まれる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by