環堵(読み)カント

デジタル大辞泉 「環堵」の意味・読み・例文・類語

かん‐と〔クワン‐〕【環×堵】

家の周囲を取り巻いている垣根
小さな家。狭い部屋。また、貧しい家。

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精選版 日本国語大辞典 「環堵」の意味・読み・例文・類語

かん‐とクヮン‥【環堵】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「堵」は高さ一丈(約三メートル)の垣、また幅一丈の垣 )
  2. 周囲の垣根。
    1. [初出の実例]「環堵松棚、竹籬蕭然」(出典:惺窩文集(1627頃)続・序)
    2. [その他の文献]〔魏志‐管寧伝〕
  3. 一丈四方の小さな部屋または家。転じて、貧しい家。
    1. [初出の実例]「長安有叟名松庵。蕭然環堵南城南」(出典:岷峨集(1313‐28頃)下・松菴)
    2. [その他の文献]〔陶潜‐五柳先生伝〕

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