旺文社世界史事典 三訂版 「瓦市」の解説
瓦市
がし
宋代には夜間営業が許可され,酒楼・茶館・劇場・寄席などが乱立する盛り場が成立し,庶民文化が栄えた。孟元老 (もうげんろう) はその著『東京夢華録 (とうけいむかろく) 』の中で,首都開封の様子を記している。
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…中国,宋・元時代の都市に発達した盛り場。瓦市・瓦舎ともいう。そこには酒楼,茶店,劇場,寄席,妓楼,商店などが棟をならべ,市民の娯楽センターであった。…
…これらは大部分は口語文で書かれており,ここではじめて中国の小説は,口語をその用語として定着させたわけである。 次の宋代では,都市の急速な発達にともなって,〈瓦市〉と呼ばれる盛り場での常設の演芸場で各種の講釈が上演された。そのうちの〈小説〉語りの記録は〈話本〉とか〈評話〉と呼ばれて明代に伝えられ,口語体の短編小説の母胎となった。…
※「瓦市」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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