甚之丞新田(読み)じんのじようしんでん

日本歴史地名大系 「甚之丞新田」の解説

甚之丞新田
じんのじようしんでん

[現在地名]大宮市寿能町じゆのうちようなど

中山道大宮宿を構成する七組の一。北原きたはら村の南にある。寛永五年(一六二八)当村名主の先祖甚之丞が開発したため村名としたという。大宮領に属する(風土記稿)。田園簿では大宮町に含まれ、幕府領。以後幕末まで幕府領(国立史料館本元禄郷帳など)元禄郷帳では高一三六石余。検地は寛永六年に実施され、寛文一一年(一六七一)・享保一六年(一七三一)・延享二年(一七四五)には新田検地が行われている。文化六年(一八〇九)の高二一五石余、反別は田一四町九反余(うち見沼中堀潰地引二反余)・畑二〇町一反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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