生品村(読み)なましなむら

日本歴史地名大系 「生品村」の解説

生品村
なましなむら

[現在地名]川場村生品

現川場村の南端薄根うすね川左岸に位置し、花咲はなさく峠越の会津道が通る。「和名抄」利根郡男信なましな郷の遺称地。天正一一年(一五八三)四月一〇日の北条氏邦朱印状写(須田文書)で「なましな」の七貫五〇〇文が須田源介に、同一七年一〇月一日の猪俣邦憲知行宛行状(真田家文書)では、「生科内」の一〇貫文が和田伊賀守に宛行われている。寛文郷帳によると田方一三三石余・畑方二九八石余、沼田藩領。寛文三年(一六六三)の真田領村高書上控では高一千九四二石余。宝永元年(一七〇四)の沼田領村々石高書上では高五五七石余、反別は田二二町一反余・畑九四町九反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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