生守村(読み)いごもりむら

日本歴史地名大系 「生守村」の解説

生守村
いごもりむら

[現在地名]小浜市生守

多田ただ村の西に位置し、西はみなみ川。東は多田ヶ岳から北へ延びる枝峰の山麓となる農村中世には今富いまとみ名・富田とみた郷に属した。文明七年(一四七五)三月一九日付妙楽寺寄進札に「願主生守忠四郎」とあって中世にさかのぼる地名であることが知られる。弘治二年(一五五六)六月の明通寺鐘鋳勧進算用状(林屋辰三郎氏蔵)には「百卅文 いこもり村」と出る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android