生酔(読み)なまよい

精選版 日本国語大辞典 「生酔」の意味・読み・例文・類語

なま‐よい‥よひ【生酔】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「なまえい(生酔)」の変化した語 )
  2. 相当に酔っていること。ぐでんぐでんに酔っていること。また、その人。酔っぱらい。
    1. [初出の実例]「客すいきゃう、大なまよいとなりて」(出典:洒落本・色講釈(1801))
  3. 少し酒に酔うこと。中途はんぱな酔い心地。また、その人。
    1. [初出の実例]「初めなまよいな時は礼儀よいぞ」(出典:玉塵抄(1563)三八)

なま‐えい‥ゑひ【生酔】

  1. 〘 名詞 〙なまよい(生酔)
    1. [初出の実例]「なまゑひなる者聞きつけ、肝を潰し」(出典:咄本・醒睡笑(1628)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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