用立つ(読み)ヨウダツ

デジタル大辞泉 「用立つ」の意味・読み・例文・類語

よう‐だ・つ【用立つ】

[動タ五(四)]役に立つ。間に合う。
「進んで―・とうとした小息子こむすこを」〈若松訳・小公子
[動タ下二]ようだてる」の文語形

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精選版 日本国語大辞典 「用立つ」の意味・読み・例文・類語

よう‐だ・つ【用立】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 タ行四段活用 〙 役に立つ。使用にたえる。間に合う。用に立つ。
    1. [初出の実例]「路銀をば誰か霞の用たちて古郷の空に帰るかりがね」(出典:狂歌・華紅葉(1729))
    2. 「公爵どのは、大胆にも、進んで用達(ヤウダト)うとした小息子(こむすこ)を、頭から足まで見下ろし」(出典:小公子(1890‐92)〈若松賤子訳〉前編)
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙ようだてる(用立)

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