日本歴史地名大系 「田公御厨」の解説 田公御厨たきみのみくりや 兵庫県:美方郡浜坂町田公御厨古代の二方(ふたかた)郡田公郷(和名抄)の郷域に成立したと考えられる伊勢神宮領御厨。現浜坂町の中央部、岸田(きしだ)川の中・下流域から同川支流田君(たきみ)川の流域に比定される。建久三年(一一九二)八月の伊勢大神宮神領注文(神宮雑書)に「田公御厨」とみえる。同注文によると、当御厨は内宮領で、治承五年(一一八一)に伊勢神領となり、給主は前神祇大副兼友、供祭物は上分料紙五〇帖で、別に起請したうえで紙一〇〇帖が貢進されていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by