官職や役職に任命するときに出される文書。平安中期以降に荘園制が発達し,荘園や公領における官職とそれにともなう権益が一体化して職(しき)とよばれるようになり,さまざまな職を与えるため補任状が出された。国司からは郡司職などが,荘園領主からは下司職(げししき)その他の荘官職が,幕府からは地頭職などが補任された。文書の形式はさまざまで,初期鎌倉幕府の地頭職補任には,源頼朝の袖判下文(そではんくだしぶみ)が使用された。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...