田口信教(読み)たぐち のぶたか

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「田口信教」の解説

田口信教 たぐち-のぶたか

1951- 昭和後期-平成時代の水泳選手,指導者。
昭和26年6月18日生まれ。昭和42年尾道高1年のとき100m平泳ぎで日本新記録をマーク。43年メキシコ五輪に出場したが,泳法違反で失格。「田口キック」とよばれるピッチ泳法をみがき,47年ミュンヘン五輪の同種目で1分4秒94の世界新記録で金メダル。51年モントリオール五輪出場後,引退。平成5年鹿屋(かのや)体育大教授。愛媛県出身。広島商大(現広島修道大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「田口信教」の解説

田口 信教 (たぐち のぶたか)

生年月日:1951年6月18日
昭和時代;平成時代の元・水泳選手

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の田口信教の言及

【水泳】より

…56年のメルボルン大会では潜水泳法を駆使した古川勝,吉村昌弘が金,銀メダルを獲得したが,大会後,潜水泳法は禁止された。その後はアメリカのC.ジャストレムスキーがハイピッチ泳法をあみ出し,G.プロコペンコを中心とした旧ソ連の選手がストロークの大きい豪快な平泳を完成させたが,田口信教がこの両者の泳ぎをうまくとり入れて水中深くけり込む田口式キックをあみ出し,72年のミュンヘン大会では100mに優勝,200mに3位入賞した。〈平泳〉を〈立体泳ぎ〉に転換したこの泳法は泳法違反に問われたこともあったが,現在は欧米選手もみな呼吸点の高いこの立体泳法を採用している。…

※「田口信教」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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