20世紀日本人名事典 「田村義也」の解説 田村 義也タムラ ヨシヤ 昭和・平成期の装幀家,編集者 元・「世界」編集長。 生年大正12(1923)年3月30日 没年平成15(2003)年2月23日 出生地東京 学歴〔年〕慶応義塾大学経済学部〔昭和23年〕卒 経歴昭和23年岩波書店入社、「世界」「文学」の編集長をつとめる傍ら、装幀家としても活躍。独特の色遣いと、手作り感のある文字遣いは“田村流”として知られた。手がけた作品に、安岡章太郎「流離譚」「幕が下りてから」、小島信夫「菅野満子の手紙」、大江健三郎「みずから我が涙をぬぐいたまう日」、加藤周一「夕陽妄語」、金石範「火山島」などがある。60年退社。平成3年「酒文化研究」編集長となる。著書に自装の「のの字ものがたり」がある。 出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報 Sponserd by