田無神社(読み)たなしじんじや

日本歴史地名大系 「田無神社」の解説

田無神社
たなしじんじや

[現在地名]西東京市田無町三丁目

祭神は大国主命ほか。旧村社。正応年間(一二八八―九三)に田無の谷戸やと宮山に勧請されたといわれる尉殿じようどの権現社が明治五年(一八七二)に改称したもので、同四三年には五つの小社を合祀して現在に至る。尉殿権現社が最初に鎮座した地は田無の谷戸ではなく、旧上保谷かみほうや村地内であったとの説もあるが不詳。現在地に遷宮された時期については、享保一二年(一七二七)の田無村年代記(下田家文書)にみえる正保三年(一六四六)説、明治一二年に田無神社が神奈川県に提出した文書にみられる寛文一〇年(一六七〇)説、「風土記稿」の元禄期(一六八八―一七〇四)説などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

関連語 拝殿 本殿 彫刻

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