日本歴史地名大系 「田辺府志」の解説 田辺府志たなべふし 三巻三冊別称 丹後田辺府志 霊重(舞鶴桂林寺住職)著成立 宝永七年刊分類 地誌版本 舞鶴市立西図書館糸井文庫・京都大学図書館・東京大学図書館他解説 霊重はその自序に、天正年中細川藤孝入国以来わずかに一〇〇年余にして、事実が不確かな状態であるのを憂え、いま「正理」を書き残すと述べているが、選択は必ずしも田辺に限定せず、儒釈道三家、有職故実をはじめ、与謝海の古歌・河守外宮・府中籠宮・竹野斎大明神・浦島明神にも及ぶ。近世丹後の地誌の先駆けとして著作の意義は大きい。活字本 丹後郷土史料集 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by