日本大百科全書(ニッポニカ) 「甲子高原」の意味・わかりやすい解説 甲子高原かしこうげん 福島県中通り南部、西白河(しらかわ)郡西郷村(にしごうむら)西部にある高原。標高400~800メートル。「かっしこうげん」ともいう。旭岳(1835メートル)、甲子山(1549メートル)、鎌房(かまぶさ)山(1510メートル)などの東麓(とうろく)に広がり、阿武隈(あぶくま)川最上流部の峡谷のほか、谷津田(やんた)川、黒川などの水系がある。第二次世界大戦後は、開拓地に始まり、福島県種畜牧場(現、家畜改良センター)、自衛隊演習地、新甲子温泉を中心とする観光地など、多方面に開発、利用されている。[中村嘉男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例