甲山山頂遺跡(読み)かぶとやまさんちよういせき

日本歴史地名大系 「甲山山頂遺跡」の解説

甲山山頂遺跡
かぶとやまさんちよういせき

[現在地名]西宮市甲山町

標高三〇九・四メートルの甲山山頂にある弥生時代後期に属すると考えられる遺跡。甲山銅戈かぶとやまどうか出土地と呼称する場合もある。甲山は第三紀中新世の古い火山で、石器の原料に使われた斜方輝石安山岩(サヌカイト)からなる。昭和四五年(一九七〇)石器素材を採集するため踏査した際に、山頂の東部からわずかに露出していた銅戈一口が発見され、注意深く掘出された。銅戈は弓状に大きく曲がり、身の長さ二六・四センチ、身幅三センチで、身幅は身端の関から穂先まで同幅。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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