甲斐姫(読み)かいひめ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「甲斐姫」の解説

甲斐姫 かいひめ

?-? 織豊時代,豊臣秀吉側室
武蔵(むさし)忍(おし)城(埼玉県)城主成田氏長の娘。天正(てんしょう)18年(1590)石田三成による水攻めの際,母とともに城をまもる。のち秀吉の側室となり,領地を没収されていた父も,下野(しもつけ)(栃木県)烏山城をあたえられた。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「甲斐姫」の解説

甲斐姫

生年生没年不詳
安土桃山時代武家の女性。武蔵国忍城(埼玉県行田市)城主成田氏長の娘。豊臣秀吉の側室。天正18(1590)年,石田三成により水攻めを受けた際,母と共に城を守った。のち秀吉に寵愛され,領地を没収されていた父も,娘の懇願によって下野国(栃木県)に烏山城を与えられたという。

(真下道子)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

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