精選版 日本国語大辞典 「申做・申為・申成」の意味・読み・例文・類語
もうし‐な・す まうし‥【申做・申為・申成】
〘他サ四〙
① 申請して、人を地位などにつける。
※宇津保(970‐999頃)国譲中「さばかりだにおほせられたらば、これにまさりたらむしきにも申なしてむ」
② あることをするように申請する。
③ (「言い做す」の謙譲語) よい結果、または悪い結果がでるように、わざと申しあげる。内容をうまくこしらえて申す。
④ 申して両者の間をとりなす。
※浜松中納言(11C中)二「さやうに殿にも上にも申なせかし」
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