日本歴史地名大系 「男井間池」の解説 男井間池おいまいけ 香川県:木田郡三木町池戸村男井間池[現在地名]三木町池戸新(しん)川の右岸にある。起源については古くからの言伝えがあるが、宝暦五年(一七五五)作成の池台帳(香川県用水記念館蔵)には、貞享元年(一六八四)に男井間池の池敷七町歩を新たに増やしたとみえ、堤長一三九間、高三間九合・上幅五間・下幅二五間とある。これはほぼ現況に近い。背後に谷川などをもたないため水たまりが悪く、古くは一一キロも離れた鴨部(かべ)川から水を引いていた。池台帳によれば井戸(いど)村和爾賀波(わにかわ)神社の近くの同川に横井を設け、そこから下高岡(しもたかおか)村・平木(ひらぎ)村・井上(いのえ)村などを通り、およそ長さ六千三〇〇間、井上村の観音関から三〇〇間を隔てて水を引いていたとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by