男振(読み)おとこぶり

精選版 日本国語大辞典 「男振」の意味・読み・例文・類語

おとこ‐ぶり をとこ‥【男振】

〘名〙
① 男としてのなりふり、容姿。おとこつき。おとこっぷり。⇔女振り
※虎明本狂言・金岡(室町末‐近世初)「さても見事や、おとこぶりにかはって、見事やと仰られ」
※いさなとり(1891)〈幸田露伴二一男振りは決して悪いではなけれど」
② 男として風采のよい様子。男まえ。
評判記難波物語(1655)「びなんの人は、おとこぶりをたのみ」

おとこっ‐ぷり をとこっ‥【男振】

〘名〙 「おとこぶり(男振)」の変化した語。⇔女っぷり
※落語・両手に花(1900)〈初代三遊亭金馬〉「男っ振りが美(よ)くって誠とに容子が宜しうございまして」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「男振」の解説

男振

池波正太郎時代小説。1975年刊行。

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