男鬼村(読み)おおりむら

日本歴史地名大系 「男鬼村」の解説

男鬼村
おおりむら

[現在地名]彦根市男鬼町

仏生寺ぶつしようじ村の東、霊仙りようぜん山中に位置。村名はかつて霊山りようせん寺の別院七ヵ寺の一、男鬼寺が所在したことにより、同寺は「興福寺官務牒疏」にみえる。元禄八年大洞弁天寄進帳に「男鬼村城主川原豊後守」とあり、「佐々木南北諸士帳」も同氏の名をあげる。「島記録」に永禄三年(一五六〇)頃のこととして、「河瀬・川口・河原なと何も歴々の衆にて」とあり、河原(川原)氏のなかに今井被官となった者がいた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android