町預(読み)まちあずけ

精選版 日本国語大辞典 「町預」の意味・読み・例文・類語

まち‐あずけ‥あづけ【町預】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代幕府で吟味中の罪人名主月行事家主五人組などに預けること。刑罰として預けたこともある。〔憲教類典‐四・六・評定・元文四年(1739)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の町預の言及

【預】より

…無宿(むしゆく)は原則として入牢させたが,有宿の者で軽い罪に該当するときは,手鎖(てじよう)を掛け,あるいは掛けずに私人か団体に預けた。江戸町方では宿預(やどあずけ),町預,在方では村預が主として行われた。宿預は町人のときは差添人たる町役人,江戸の公事宿(くじやど)に止宿している者はその宿に,村預は親類,五人組,村役人に命じた。…

※「町預」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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