畜趣(読み)ちくしゅ

精選版 日本国語大辞典 「畜趣」の意味・読み・例文・類語

ちく‐しゅ【畜趣】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ちくしょう(畜生)
    1. [初出の実例]「鶴は畜趣(チクシュ)なりけれども、恩を知るの志此の如し」(出典源平盛衰記(14C前)三六)
  3. ちくしょうどう(畜生道)
    1. [初出の実例]「今も山には大なるねずみをば頼豪ねずみとぞ申すなる。頼豪よしなき妄執に牽れて多年の行業を捨て、畜趣の報を感じけるこそ悲けれ」(出典:延慶本平家(1309‐10)二本)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android