畜類かん鴬(読み)ちくるいかんうぐいす

精選版 日本国語大辞典 「畜類かん鴬」の意味・読み・例文・類語

ちくるい【畜類】=かん鶯(うぐいす)[=かん玉子(たまご)・かん鳶(とび)

  1. 自分の心を迷わす女性をいう。
    1. [初出の実例]「うんといってくれりゃア、一生奥様かぶですごすよ。どうだちくるいかんうぐひすめ」(出典:歌舞伎・傾城金秤目(1792)三番目)
  2. 男女情交がごくこまやかなこと。また、それを、やきもち半分にけなしていうのに用いる。
    1. [初出の実例]「何んだ、とんだちくるいかんとびめ。跡から長羽織といふ文だは」(出典:洒落本・寸南破良意(1775)髪結)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android