畝傍村(読み)うねびむら

日本歴史地名大系 「畝傍村」の解説

畝傍村
うねびむら

[現在地名]橿原市畝傍町

畝傍山東南麓、大久保おおくぼ村の南に立地。ウネビは、畝火(古事記)、畝傍・宇禰縻・宇泥備(日本書紀)、宇禰備・雲根火(万葉集)、宇尼備(続日本紀)、雲飛(延久二年興福寺雑役免帳)、畝樋(寛永郷帳)、畦樋(大和志)とも書く。ウネビのウネは峰(畝傍山をお峰山ともいう)、ビは「」の義か。「日本書紀」推古天皇二一年一一月の条に「畝傍池を作る」とみえ、「姓氏録」右京諸蕃の条には「畝火宿禰、坂上大宿禰同祖云々」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android