奈良盆地の南部に位置し、近世の高市郡の北半、十市郡中央部を占める。南辺に
カシハラの地名は「古事記」神武天皇段に「畝火の
旧石器時代の遺跡は確認されていないが、縄文時代の遺跡は畝傍山東方の橿原遺跡で代表され、
古墳時代になると越智岡丘陵の西北端の新沢千塚五〇〇号墳や畝傍山の西麓のスイセン
弥生時代以来開発された低地部にも、
記紀によれば、畝傍山付近に神武天皇の橿原宮が営まれ、天皇がここで即位したほか、懿徳・孝元・応神・舒明・安閑の諸天皇の宮が市域に比定され、とくに持統天皇から元明天皇に至る藤原京は初めて都城制を布いた都である。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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