異国船一件留(読み)いこくせんいつけんとめ

日本歴史地名大系 「異国船一件留」の解説

異国船一件留
いこくせんいつけんとめ

一冊

成立 文久三年

原本 瀬戸内海歴史民俗資料館

解説 高松藩領大内郡の大政所渡瀬広太郎が文久三年三月から五月に至る藩からの沿岸防備に関する通達を書留めたもの。内容は山足軽・猟師医師・帯刀人の人別書出、沿岸固場と農兵繰出の通達、狼煙場・合図釣鐘場の設置、浦・領境に詰める牢人人別、農兵の村々割付人数などである。高松藩の農兵についての史料があるのが注目される。

活字本香川県史」近世史料I

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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