異異(読み)コトコト

デジタル大辞泉 「異異」の意味・読み・例文・類語

こと‐こと【異異】

[名・形動ナリ]それぞれに異なること。また、そのさま。まちまち。別々。副詞的にも用いる。
「人はみな御宿世といふもの―なれば」〈椎本
「梅の香のふりおける雪にまがひせば誰か―わきて折らまし」〈古今・冬〉

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精選版 日本国語大辞典 「異異」の意味・読み・例文・類語

こと‐こと【異異】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 別々であること。まちまちであること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「六塵の諸の賊の別(コトゴト)に根に依るが、各相ひ知らぬことも亦是の如し」(出典:西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)五)

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