異目(読み)いもく

精選版 日本国語大辞典 「異目」の意味・読み・例文・類語

い‐もく【異目】

〘名〙
① あやしみ見ること。また、その目つき。〔魏武故事‐魏志陳思王植伝裴注引〕
② 恋のいきさつがあること。恋仲であること。
※当世花詞粋仙人(1832)「わけがあるを、いもく」
相手を困らせたり、あやしませたりするような条件文句。けち。
歌舞伎与話情浮名横櫛(切られ与三)(1853)五幕「何だかおつにからんだ、いもくの付たそのかね、気障だ、よしやせう」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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