疎略(読み)そりゃく

精選版 日本国語大辞典 「疎略」の意味・読み・例文・類語

そ‐りゃく【疎略・粗略・麁略】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 物事に対して十分に手を尽くさないこと。物事をおろそかに扱うこと。また、そのさま。ぞんざい。なげやり。そらく。
    1. [初出の実例]「所司記注、多有粗略」(出典:続日本紀‐神亀元年(724)一〇月丁亥)
    2. 「ゆめゆめそりゃくのぎあるべからず」(出典:曾我物語(南北朝頃)一)
    3. [その他の文献]〔漢書‐夏侯勝伝〕

そ‐らく【疎略・疏略】

  1. 〘 名詞 〙そりゃく(疎略)
    1. [初出の実例]「かかるわすれがたみを給りおき候ぬる上は、ゆめゆめそらくを存ずまじう候」(出典:平家物語(13C前)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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