疎竹(読み)そちく

精選版 日本国語大辞典 「疎竹」の意味・読み・例文・類語

そ‐ちく【疎竹】

  1. 〘 名詞 〙 まばらに生えている竹林
    1. [初出の実例]「老松窓下風涼処、疎竹籬頭月落時」(出典:菅家文草(900頃)三・秋)
    2. [その他の文献]〔何遜‐答高博士詩〕

あばら‐だけ【疎竹】

  1. 〘 名詞 〙 まばらに並んで生えている竹。また、その垣根
    1. [初出の実例]「数ならぬしづが囲ひのあばら竹末をりかけて世をやつくらん〈藤原信実〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android