疣痔(読み)イボジ

精選版 日本国語大辞典 「疣痔」の意味・読み・例文・類語

いぼ‐じ‥ヂ【疣痔】

  1. 〘 名詞 〙 痔病の一種。肛門の周囲に疣状のはれ物を生ずる痔疾。痔核。
    1. [初出の実例]「痔にはよい灸有。いぼぢか、はしり痔かといへば」(出典:咄本・露休置土産(1707)五)

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改訂新版 世界大百科事典 「疣痔」の意味・わかりやすい解説

疣痔 (いぼじ)

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世界大百科事典(旧版)内の疣痔の言及

【痔】より

…痔疾ともいう。肛門およびその周辺の病気の総称で,激しい苦痛を伴う疾患を意味する。そのため苦しい時の神だのみというのであろうか,古来,洋の東西を問わず,痔の神とか痔の妙薬についての話がいくつも伝わっている。すなわち,日本では海虫ヒルゴ玉のみそ汁とか鶏糞による温湿布などが痔の奇薬とされ,また江戸浅草の痔神や山谷寺町の〈さんやの痔の神〉の古記も残っている。西洋では,フランスの聖フィアクルSaint Fiacreが諸病とくに痔の守護聖人として有名で,ルイ14世も治癒祈願をしたといわれる。…

※「疣痔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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