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痔核 じかく hemorrhoids; piles

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

痔核
じかく
hemorrhoids; piles

痔疾の一つ。肛門と直腸の静脈叢がうっ血を続けて静脈瘤様に変化したもの。下直腸 (下痔) 静脈にできる外痔核,上直腸 (上痔) 静脈から発生して,直腸の下縁にできる内痔核,両者の中間にできる中間痔核に分けられるが,各型の合併していることが多い。

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デジタル大辞泉の解説

じ‐かく〔ヂ‐〕【×痔核】

直腸や肛門周辺の静脈が鬱血(うっけつ)し、いぼ状になった状態。出血や痛みを伴うことが多い。いぼ痔。

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百科事典マイペディアの解説

痔核【じかく】

俗に疣痔(いぼじ)といわれ,直腸下部,肛門の粘膜下にある痔静脈叢(そう)の瘤(りゅう)状拡張を示す病気。体質,生活様式食生活にも関係があるとされ,日本人では特に多いといわれる。
→関連項目脱肛

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栄養・生化学辞典の解説

痔核

 →

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大辞林 第三版の解説

じかく【痔核】

肛門および直腸の静脈が鬱血うつけつして瘤こぶ状に拡張したもの。便秘・妊娠・飲酒などが誘因となって生じ、かゆみ・痛み・出血などの症状を伴う。疣痔いぼじ

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

痔核
じかく
hemorrhoidspiles

直腸下端部と肛門(こうもん)管に生じた静脈瘤(りゅう)をいう。俗にいぼ痔とよばれる代表的な痔で、単に痔とよばれることもある。ヘモロイドの語源はギリシア語のhaimorrhoidesで、haima(血液)とrhoia(流出)とからなり、出血しそうな静脈の意である。パイルズの語源はラテン語のpilaで、球の意味をもつ。痔核はかならずしも出血を伴わないので、パイルズのほうが適当であるという説もある。
 痔核はその発生部位により、内痔核、外痔核、中間痔核(または混合痔核)に分けられる。直腸と肛門皮膚の境界線を肛門歯状線とよぶが、それより口側(上方)にできる静脈瘤を内痔核、それより肛門側の肛門皮膚縁に生ずる静脈瘤を外痔核といい、内痔核と外痔核を同時に生じたものが中間痔核である。
 一般に内痔核はその程度により、度(痔核はあるが肛門外へ脱出はしない状態)、度(脱出するが容易に還納されるもの)、度(脱出したままの状態)に分けられる。おもな症状は出血と脱出で、痛みがないのが特徴。出血は、ちり紙に付着する程度から、滴状、射出状までいろいろある。排便後または脱出痔核が肛門管に戻ると、括約筋の収縮によって止血される。原因としては、繰り返される排便時の努責(どせき)(息張ること)によるところが大きい。外痔核はこれに反し、急に激痛と腫(は)れを訴えるようになることが多い。これを痔核発作ともよび、この状態のものを血栓性外痔核という。血栓形成の原因は、静脈壁の破綻(はたん)によるといわれる。放置しても1週間程度で血腫(けっしゅ)自体は吸収されるが、あとに肛門皮垂(肛門皮膚がまくれてしわが寄った状態)を残す。この肛門皮垂のことも外痔核とよぶことがある。
 治療は、痔核の程度によって異なる。脱出しても自然に還納する程度のものは保存的療法を行う。便通を調整して排便時の努責をなくし、適度な運動や日常的に肛門括約筋の収縮を繰り返すなどによって局所のうっ血を除去するほか、局所を清潔に保つようにする。これらは痔核の予防にも役だつ。痔核発作時には、局所の安静、保温を心がけ、局所には軟膏(なんこう)や坐薬(ざやく)を用いる。また、抗炎症剤や鎮痛剤などの内服薬も投与される。常時脱出したまま還納されない場合や、内科的治療を行っても脱出を繰り返す場合には外科的療法を行う。静脈瘤を生じた部分を結紮(けっさつ)して静脈瘤を切除する結紮切除術が行われるが、5%フェノール液などの硬化剤を痔核に注入する注射療法、輪ゴムによる結紮、電気凝固、液体窒素などによる凍結外科療法などの非観血的療法もある。[竹馬 浩]

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世界大百科事典内の痔核の言及

【痔】より

…西洋では,フランスの聖フィアクルSaint Fiacreが諸病とくに痔の守護聖人として有名で,ルイ14世も治癒祈願をしたといわれる。 痔には俗にいういぼ痔(痔核)hemorrhoids,piles,きれ痔(痔裂,裂肛)anal fissure,あな痔(痔瘻(じろう))anal fistulaなどが含まれるが,医学上これらはまったく別個の疾患である。また狭義には痔は痔核の同意語として用いられることが多いので,ここでは痔核について記述し,他の二つはそれぞれの項目にゆずる。…

【脱肛】より

…肛門脱ともいい,内痔核性と真性の2種類がある。前者は俗によくいわれる脱肛であって,第3度の内痔核が長年月の間に持続的に脱出したままになってしまい,内痔核の脱出とともに健康な部分の粘膜までが肛門外に脱出,露出している状態をいう。…

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