痛さ(読み)いたましさ

精選版 日本国語大辞典 「痛さ」の意味・読み・例文・類語

いたまし‐さ【痛さ】

〘名〙 (形容詞「いたましい」の語幹接尾語「さ」の付いたもの) 相手を哀れみ、同情して、心が痛むこと。また、その度合
私聚百因縁集(1257)六「縄を綣(く)り挙げ一人帰り給はん事労(イタマシサ)也」
※別れ霜(1892)〈樋口一葉一一「戸のすき間よりさし覘(のぞ)家内のいたましさよ」

いた‐さ【痛さ】

〘名〙 (形容詞「いたい」の語幹に接尾語「さ」の付いたもの) 痛い感じ。また、その度合。
蜻蛉(974頃)中「かしらのいたさのまぎれぬれば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android