痴騃鈎(読み)うるけじ

精選版 日本国語大辞典 「痴騃鈎」の意味・読み・例文・類語

うるけ‐じ‥ぢ【痴騃鈎】

  1. 〘 名詞 〙 ( 上代神話の海幸山幸の話に出てくる詛(のろい)言葉一つ ) おろかで役に立たない釣針。うるじ。
    1. [初出の実例]「大鈎(おほぢ)・踉(すすのみぢ)・貧鈎(まぢち)・痴騃鈎(ウルケヂ)〈略〉痴騃鈎、此をば于楼該𧸐(ウルケヂ)と云ふ」(出典日本書紀(720)神代下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android