普及版 字通 「痿」の読み・字形・画数・意味
痿
13画
[字訓] なえる・しびれる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は委(い)。〔説文〕七下に「痺(しび)れるなり」とあり、神経系の疾患をいう。委は禾(か)(稲魂)を被った女が低い姿勢で舞う形。しなやかに、なえるようなさまをいう。
[訓義]
1. なえる、しびれる。
2. 足やその他がしびれる。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕痿 痺(しび)れる、行歩すること能はず、足比留牟(あしひるむ)、比留(ひる)〔名義抄〕痿 アシナヘ・ヒルム
[語系]
痿・委・iuaiは同声。ian、iaはみな草の枯れ(しぼ)む意があり、同系の語である。
[熟語]
痿疾▶・痿弱▶・痿人▶・痿瘁▶・痿損▶・痿廃▶・痿痺▶・痿疲▶・痿病▶・痿躄▶
[下接語]
陰痿・蹶痿
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報