瘡蓋(読み)カサブタ

デジタル大辞泉 「瘡蓋」の意味・読み・例文・類語

かさ‐ぶた【×瘡蓋/×痂】

傷などの表面に、にじみ出た漿液しょうえきうみ血液などが乾いて固まってできる皮。痂皮かひ

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関連語 名詞 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「瘡蓋」の意味・読み・例文・類語

かさ‐ぶた【瘡蓋・痂】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古くは「かさふた」 ) できものや傷が治りかけ、その上が乾いてできる皮。かさはた。かさびた。〔十巻本和名抄(934頃)〕
    1. [初出の実例]「Casafuta(カサフタ)」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. 「もう瘡痴(カサブタ)が出来たから、今に直(ぢき)に治ります」(出典:人情本・春色淀の曙(19C中)二)

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