発声映画(読み)ハッセイエイガ

精選版 日本国語大辞典 「発声映画」の意味・読み・例文・類語

はっせい‐えいが‥エイグヮ【発声映画】

  1. 〘 名詞 〙 無声映画に対して、映写に伴って音声を発する映画。トーキー。
    1. [初出の実例]「そこで、発声映画や美人の裸踊りを見て、日を暮らして」(出典:ある日本宿(1930)〈正宗白鳥〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の発声映画の言及

【トーキー映画】より

…音や声の出る〈発声映画〉の試みは,〈カラー映画〉と同じように映画の初期からなされていた。もっとも原始的なシステムは,劇場のスクリーンの背後に俳優や音響係りを配置して,せりふや音をスクリーンにシンクロナイズ(同調)させるもので,1895年に行われたリュミエールの映画会にも,D.W.グリフィス監督の《国民の創生》(1915)の特別公開にもこのシステムが使われたことがあるという。…

※「発声映画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android