日本大百科全書(ニッポニカ) 「登米層群」の意味・わかりやすい解説 登米層群とよまそうぐん 南部北上(きたかみ)高地(山地)に分布するペルム紀最後期の地層で、主として黒色スレート(粘板岩)からなる。層理面と斜交する劈開(へきかい)面に沿って薄くはげる性質があり、天然のスレートとして採掘されている。本層群下部には花崗岩礫(かこうがんれき)を多く含む薄衣礫岩(うすぎぬれきがん)が挟まれる。全層厚は約1800メートルである。[村田明広][参照項目] | 粘板岩 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例