デジタル大辞泉 「白い革命家」の意味・読み・例文・類語 しろい‐かくめいか【白い革命家】 保守的立場から強権的に改革を断行しようとする政治指導者のこと。白色革命家。[補説]米国の元国務長官キッシンジャーがドイツのビスマルクに関する著書『White Revolutionary: Reflections on Bismarck』(1968年刊)で使用した表現。ビスマルクは、鉄血政策によってドイツ統一を実現させるとともに、巧みな外交手腕で近隣諸国と同盟関係を結び、ビスマルク体制と呼ばれる比較的安定した国際関係を構築した。このように権力の側から改革を成し遂げたビスマルクを、赤旗に象徴される共産主義革命と対比して、白い革命家と表現した。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例