白似せ(読み)しらにせ

精選版 日本国語大辞典 「白似せ」の意味・読み・例文・類語

しら‐にせ【白似・白贋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 知っていながら知らないふりをすること。しらばくれること。とぼけること。
    1. [初出の実例]「白似せつかふ別路のかね 憂泪もとのす顔と成にけり〈昨夢〉」(出典:俳諧・物種集(1678))
    2. 「折角お鹿さまが上げなさんした金を、取らぬとは実にあんまり白贋(シラニセ)ではあるワイの」(出典歌舞伎伊勢音頭恋寝刃(1796)三幕)
  3. まんまと似せること。また、そのもの。にせもの。
    1. [初出の実例]「丁銀一丁にて六十匁ありて、つきのよき白似せ有、これいぜんにていしゅ不目利の時、かづき置ける」(出典:浮世草子・子孫大黒柱(1709)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む