ワイ

デジタル大辞泉 「ワイ」の意味・読み・例文・類語

ワイ(Y/y)

英語アルファベットの第25字。
〈Y〉《yen日本の貨幣単位記号は¥。
〈Y〉《yttriumイットリウム元素記号
y数学で、xに次ぐ第2の未知数や、変数座標などを表す記号。

わい[終助]

[終助]終助詞「わ」+終助詞「い」から》活用語終止形に付く。感動・詠嘆の意を表す。「ちと飲みすぎたわい」「見てはおられんわい」→[終助]
「おのれに印可を譲る事ならぬ―」〈伎・幼稚子敵討
[補説]「わい」は近世以降男女にかかわらず用いられたが、現在では主に高齢男性に用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ワイ」の意味・読み・例文・類語

わ‐い

  1. 〘 終助詞 〙 ( 終助詞「わ」「い」の重なってできたもの ) 文末にあって詠嘆をこめた確認を表わす。「わ」よりもやや強い。
    1. [初出の実例]「夫ならば得行まいわい」(出典:波形本狂言・萩大名(室町末‐近世初))
    2. 「暖い方へ参りますでござりますわい」(出典:旧主人(1902)〈島崎藤村〉三)

わいの補助注記

( 1 )近世に多く用いられ、現代語では年齢の高い男性にほぼ限られる。
( 2 )活用語を受けることが多いが、「伎・百夜小町‐一」の「大ぼやどもが埒の明かぬ事はい」のように体言を受けることもある。これは終助詞「わ」には見られない。


わい

  1. 〘 代名詞詞 〙 ( 「わし」の変化した語か )
  2. 自称。主として関西で男性が用いる。
    1. [初出の実例]「俺(ワイ)を叱るお布令と源右衛門さんを叱るお布令と同じことではキッシリ行くものか」(出典石川五右衛門の生立(1920)〈上司小剣一六)
  3. 対称。同等もしくは目下の者に用いる。おまえ。
    1. [初出の実例]「わいはばかだな。国へ帰れると思っているのか」(出典:同志の人々(1923)〈山本有三〉一)

ワイ

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] Y, y )
  2. 英語のアルファベットの第二五字。
  3. 数学で、xと共に用いられる第二の未知数や、変数・座標などを表わす記号。
  4. ( Y ) 化学で、イットリウムの元素記号。
  5. ( Y ) 原子核物理学で用いられる長さの単位、ユカワ(yukawa)を表わす記号。
  6. ( ¥ ) 貨幣単位「円」の記号。

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普及版 字通 「ワイ」の読み・字形・画数・意味


14画

[字音] ワイ

[字形] 形声
声符は畏(い)。畏に隈(わい)の声がある。磊(わいらい)は石がごろごろしているさま。

[訓義]
1. 石のようす、石がごろごろとしているさま。
2. 声がこもるさま。声がこもって、あふれでるさま。

[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 サシ(レ)イシ

[熟語]

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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