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伊勢音頭恋寝刃 いせおんどこいのねたば

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

伊勢音頭恋寝刃
いせおんどこいのねたば

歌舞伎狂言。世話物。4幕。近松徳叟作。寛政8 (1796) 年伊勢古市の遊郭油屋徳右衛門方で発生した事件を脚色した一夜漬け狂言。同年大坂角の芝居藤川八蔵座初演。伊勢神宮の神官である御師 (おし) 福岡貢 (中山文七初演) が,実父の古主に必要な青江下坂の名剣と折紙を取戻すために苦心惨澹する姿を描く。

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デジタル大辞泉の解説

いせおんどこいのねたば〔いせオンドこひのねたば〕【伊勢音頭恋寝刃】

歌舞伎狂言世話物。4幕7場。近松徳三作。寛政8年(1796)大坂角(かど)の芝居初演。失われた名刀をめぐる代表的夏狂言。通称、伊勢音頭、油屋。

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百科事典マイペディアの解説

伊勢音頭恋寝刃【いせおんどこいのねたば】

歌舞伎劇。近松徳三作。1796年初演。伊勢の御師(おし)福岡貢(みつぎ)が,主家のため名刀青江下坂を捜すうち,なじみの遊女お紺をめぐる争いから多くの人を殺傷する話。

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世界大百科事典 第2版の解説

いせおんどこいのねたば【伊勢音頭恋寝刃】

(1)歌舞伎狂言。世話物。4幕7場。近松徳三作。1796年(寛政8)7月大坂藤川八蔵座(角の芝居)初演。福岡貢を2世中山文七,油屋お紺を初世芳沢いろは。同年5月に伊勢古市の遊廓で起こった殺人事件を脚色したもので,すでに同月には同じ題材を劇化した《伊勢土産菖蒲刀(いせみやげしようぶがたな)》が伊勢松坂で演ぜられ,また,8月には本作と並行して京山下秀次郎座で奈河篤助作の《いせみやげ川崎踊拍子(かわさきおんど)》が出されている。

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大辞林 第三版の解説

いせおんどこいのねたば【伊勢音頭恋寝刃】

歌舞伎世話物の一。近松徳三作。四幕七場。1796年大坂角かどの芝居初演。通称「伊勢音頭」。伊勢古市の油屋で起こった殺傷事件を脚色したもの。油屋の場の愛想づかし、殺し場の凄惨せいさん美が見せ場。 → 油屋お紺

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

伊勢音頭恋寝刃
いせおんどこいのねたば

歌舞伎(かぶき)劇。世話物。4幕。近松徳三(とくそう)作。通称「伊勢音頭」。1796年(寛政8)7月大坂・角(かど)の芝居で初演。同年5月、伊勢古市(ふるいち)の「油屋」で医師孫福斎(まごふくいつき)がなじみの女のことで9人を殺傷した事件を、ただちに脚色した際物(きわもの)劇だが、のち夏芝居の人気狂言になり、とくに眼目の三幕目「油屋」は縁切りから殺しへの段取りと技巧が洗練され、独立して上演されることが多い。伊勢の御師(おし)福岡貢(みつぎ)は旧主の息子今田万次郎のため、銘刀青江下坂(あおえしもさか)の詮議(せんぎ)に苦心し、ようやく刀を手に入れるが、貢の愛人油屋のお紺は刀の折紙(おりかみ)を藍玉屋(あいだまや)北六から奪うため、北六になびくとみせて貢に愛想づかしをする。怒った貢は下坂の刀で北六や仲居万野(まんの)など多くの人を殺し、切腹しようとするが、お紺と旧臣の料理人喜助に止められ、刀と折紙を持って万次郎のもとへ向かう。
 ほかに、序幕(相の山、妙見(みょうけん)町宿屋、追駈(おっか)け、二見ヶ浦)は、貢が刀の盗賊杉山大蔵、桑原丈四郎を取り押さえるまで、二幕目(太々講(だいだいこう))は、貢が太々講の金を盗んだ罪を着せられようとするのを伯母お峰に救われる話で、まれに通しで上演されることもある。なお、「油屋」は義太夫(ぎだゆう)、常磐津(ときわず)にもなっている。[松井俊諭]

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