白小野村(読み)しらおのむら

日本歴史地名大系 「白小野村」の解説

白小野村
しらおのむら

[現在地名]矢部町白小野

東は牧野まきの村、南は万坂まんざか村に接する。正平九年(一三五四)八月一三日の肥後矢部郷村注文(阿蘇家文書)に「しりをのゝ分 五貫七百文」がみえ、並んで「みやうかむれの分 五貫五百文」とあるのは小村茗荷みようが(名ケ)村をさす。字橋詰はしづめの北・東・南に白小野集落を見下ろす丘陵末端部(比高約五〇メートル)白尾野しらおの城跡があり、二ヵ所の井戸跡が残る。白小野堀道小野伊勢守の居城と伝えられる。慶長国絵図に村名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む