白男村
しらおむら
[現在地名]蒲生町白男
前郷川の流域に位置し、東は久末村。東端の中福良で同川は田平川を合流する。中福良から前郷川上流の薄原・川中島まで細長く延び、西部に真黒岳(四七〇メートル)がそびえる。白輪とも記される。天正五年(一五七七)二月吉日の島津氏老臣連署寄進状(蒲生八幡神社文書)によると、蒲生院内の「白輪名」三段が正八幡若宮(現蒲生八幡神社)に寄進されている。寛文四年(一六六四)の郡村高辻帳では白輪村とみえ、高六〇八石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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