白色顔料(読み)はくしょくがんりょう(その他表記)white pigment

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「白色顔料」の意味・わかりやすい解説

白色顔料
はくしょくがんりょう
white pigment

白色にするためのほか,有色顔料と混ぜて色調を変えたり,隠蔽力を与えるために使う顔料。顔料のなか生産量が最も多い。酸化チタン (チタン白) ,亜鉛華 (亜鉛白) ,リトポン鉛白などがある。

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世界大百科事典(旧版)内の白色顔料の言及

【顔料】より

…次に代表的無機顔料を色別にあげる。
[体質顔料]
 それ自体の屈折率は低く隠ぺい性には関係ないが,展色剤中に増量剤として加えられ,流動性,強度,光学的性質の改善のために用いられる白色顔料で,炭酸カルシウム,硫酸バリウム,水酸化アルミニウムが用いられる。
[白色顔料]
 色材として用いられる白色顔料には,可視領域に特定の吸収をもたないこと,屈折率が大きく不透明なことが要求され,亜鉛華(酸化亜鉛),リトポンチタン白(酸化チタン(IV))が著名である。…

※「白色顔料」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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