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亜鉛華 あえんか zinc flower

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

亜鉛華
あえんか
zinc flower

酸化亜鉛 ZnOを工業薬品,顔料,医薬品などとして用いるときの呼称。白色顔料として用いるときは,亜鉛白という。

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デジタル大辞泉の解説

あえん‐か〔‐クワ〕【亜鉛華】

酸化亜鉛

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百科事典マイペディアの解説

亜鉛華【あえんか】

酸化亜鉛の別名。医薬,白色顔料として用いる。医薬では皮膚の剥脱(はくだつ)面または湿疹,たむし,膿痂疹などの処置に外用剤として広く応用される。無毒で皮膚や粘膜に対する収れん性がある。
→関連項目脂漏性湿疹

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世界大百科事典 第2版の解説

あえんか【亜鉛華 zinc white】

酸化亜鉛ZnOの工業薬品,医薬品,顔料などとしての別称。亜鉛白ともいう。比重5.4~5.7,屈折率1.9~2.0の無毒性の白色粉末。水,エチルアルコールには不溶だが,酸,アルカリアンモニア水には可溶である。工業的には,亜鉛を約1000℃に加熱して生ずる蒸気の空気酸化(フランス法),亜鉛鉱石をコークスで還元後焙焼(ばいしよう)して生ずる亜鉛蒸気の空気酸化(アメリカ法),および塩化亜鉛水溶液にソーダ灰を加えて沈殿させた塩基性炭酸亜鉛の煆焼(かしよう)(湿式法)によってつくられる。

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大辞林 第三版の解説

あえんか【亜鉛華】

酸化亜鉛を工業薬品・医薬品などとして用いる場合の名。顔料に用いるときには亜鉛白ともいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

亜鉛華
あえんか
zinc flower

酸化亜鉛の工業薬品、顔料(がんりょう)などとしての通称。亜鉛白ともいう。金属亜鉛を、るつぼで融解し、1000℃程度で気化させ、これを空気で燃焼させると煙霧状の酸化亜鉛が生成する。これを冷風で急冷すると微粒となるので、サイクロンなどで捕集する(乾式間接法)。また亜鉛鉱から直接取り出した金属亜鉛の気体を空気酸化してつくることもある(乾式直接法)。あるいは硫酸亜鉛の水溶液にソーダ灰(無水炭酸ナトリウム)を加えて、塩基性炭酸亜鉛を沈殿させ、水洗、濾過(ろか)後、(かしょう)してつくる(湿式法)。これは乾式のものより微粒で活性亜鉛華という。亜鉛華は白色顔料として塗料用にもっとも多量に使用され、比重は5.47~5.78で鉛白(塩基性炭酸鉛の慣用名)に次いで大である。隠蔽(いんぺい)力は二酸化チタンよりはるかに小さく、鉛白よりやや小さいが着色力は大きい。白色顔料としてペンキ、絵の具、印刷インキ、リノリウム用顔料などにも広く用いられ、ゴム用には加硫促進剤あるいは補強剤として使用される。医薬品として無毒な収斂(しゅうれん)剤、乾燥剤、保護剤となり、いくぶん防腐作用もあるので、亜鉛華軟膏(なんこう)などのような外用剤としても用いられる。またメタノール、アセトン製造用触媒、歯科用セメントなどにも用いられる。[中原勝儼・大塚 淳]

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世界大百科事典内の亜鉛華の言及

【酸化亜鉛】より

…工業薬品,医薬品としては亜鉛華または亜鉛白とも呼ばれる。化学式ZnO。…

【塗料】より

…天然樹脂を利用する技術は完成に近づき,20世紀に合成樹脂技術が登場するまで利用された。
[19世紀の塗料]
 (1)外国の事情 亜鉛華(酸化亜鉛,白色顔料)の製造はおもにフランスで発達し,塗料への応用は1840年ころから盛んになる。19世紀半ばに調合ペイントが出現。…

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