白際(読み)シロキワ

デジタル大辞泉 「白際」の意味・読み・例文・類語

しろ‐きわ〔‐きは〕【白際】

江戸時代女官御殿女中などの化粧法。髪の生えぎわに墨で線を描き、その内側白粉おしろいを塗ってぼかすもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「白際」の意味・読み・例文・類語

しろ‐きわ ‥きは【白際】

〘名〙
① 江戸時代の女官・御殿女中などに行なわれた眉作り方法の一つ。髪の生えぎわに黒い筋を墨でかき(黒際)、その内側へ濃い白粉で白い筋をかきおくこと。
② 女官や奥女中が髪の生えぎわから下額の中央にV字形を白粉でかき、その下に眉をかくこと。〔奥女中袖鏡(1858)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android