日本歴史地名大系 「白雲庵」の解説 白雲庵はくうんあん 神奈川県:鎌倉市山之内村円覚寺白雲庵一〇世東明慧日塔所。当庵は慧日自身が営んだ退居寮である(本朝高僧伝)。暦応三年(一三四〇)慧日没後、その門派である曹洞宗宏智派の拠点となった。応安元年(一三六八)不聞契聞は庵内に幽石という寿塔を建てたといい、同七年当庵の無外円方・少林如春が西御門報恩(にしみかどほうおん)寺に義堂周信を訪ねている(空華日用工夫略集)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報